この章の振り返り
この章では、次のような流れで「数学」と「コード」を結びつけてきました。
- 一次関数 で、入力から出力を計算する仕組みを数式で表した
- ベクトル で、複数の数値をひとまとまりとして扱う考え方を学んだ
- scikit-learn の
fit/predictで、実際に線形回帰モデルを動かした - 損失関数 で、「モデルの当てはまりの良さ」を数値(誤差)で測る方法を学んだ
- 勾配降下法 で、その損失を小さくするようにとを自動的に調整する仕組みの直感を掴んだ
- 変化の割合 で勾配を自分で計算し、勾配降下法を実装して、が谷底へ近づいていく様子を確かめた
振り返ってみると、model.fit(X, y)というたった1行のコードの裏側には、「損失が最も小さくなるとを探す」という数学的な仕組みがありました。線形回帰はその答えを公式で一度に求めますが、公式で解けない多くのモデルは、この章で自分で動かした勾配降下法で答えを探します。最初のレッスンで見た「AIとは何か」「」という説明から、ここまで具体的に理解が深まったのではないでしょうか。
この章の最後に、これまで学んだことを組み合わせて、自分の手で最初から回帰モデルを組み立てるミニプロジェクトに取り組みましょう。